【仕組みを理解して学ぶ】第二種電気工事士の実技試験の合格方法を徹底解説
この記事の対象者
- 筆記試験に合格した人
- 電気工事の実技試験を効率的に練習したい人
こんにちは、電気工事士の筆記試験に合格した方おめでとうございます。
電気工事士の第二種は、筆記試験に比べて実技試験は簡単といわれているのであとは練習するだけです。
そこでこの記事では実技試験の仕組みを理解することを重視して、効率的に練習し合格をする方法を解説していきたいと思います。
トレーニングの進め方
まず初めに、仕組みを理解することを目的にどう練習を進めるかを紹介します。
- 試験本番の注意点を知る
- 試験本番の戦い方を知る
- 複線図を理解する
- 工事する上での注意点を知る
- 器具や道具の用途を知る
- 道具になれる
- 結線方法を練習する
この手順で練習を積めば簡単に実技試験に合格することができると思います。
この流れに沿って取り組むということを意識するようにしましょう。
それでは各項目について解説します。
試験本番の注意点を知る
合格を目指す上で先ずは実技試験に取り組むにあたって、確認しておくべき注意点について知る必要があります。
一つのミスも許されない
時間感覚を身につける
合格してあたりまえ
この三つの大前提を知っておきましょう。
一つのミスも許されない
電気工事の実技試験では一つのミスでも不合格になります。
これは実際に働く場合にミスしてしまうと事故の原因になってしまうと考えれば当然のことです。
そのため練習段階からどんな小さなミスでもしないように心がけましょう。
そうすることで「本番でミスは無い」という気持ちで取り組めます。
時間感覚を身につける
試験本番では制限時間が40分と決まっています。
これは慣れてないと意外と短いです。
実際、試験終了時間にため息が会場で大きく聞こえるほど、完成しない人が多くいます。
ですので普段の練習の段階からとにかく時間を測って、体に時間の感覚を身に着けておきましょう。
合格してあたりまえ
これは試験を受けるにあたっての大事な心構えです。
こういった実技試験は、少しでも
「落ちるかもな」
という心がある人は平気で落ちますので、
「落ちるわけないじゃん」
くらいの気持ちで取り組みましょう。
そのためにも、とにかく練習を繰り返しましょう。
次からは実践的な話になります。
試験本番の戦い方を知る
試験に確実に合格するために準備しておくべきことがあります。
それは、実技試験本番がいざスタートとなった時には作業手順が慣れた状態で組立ていられるようにしておく必要があります。
その具体的な対策はいくつかあります。
配られた材料の机での配置
道具の配置
複線図の書き方
材料の効率的な扱い方
完成時の確認事項
これらが対策としてあります。
これらの具体的内容は練習を通して身につけることになります。
試験の流れ
ここで一旦実技試験の本番での取り組み方について紹介しておきます。
複線図を書く
材料をカットする
器具を取り付ける
結線をする
基本的な試験の取り組み方にはこの流れに沿って作業をします。
複線図
複線図というのは、配布される問題の配線図を作業するために分かりやすく書き換えたものです。
ここで書き間違えては場合確実に不合格になります。
書けて当然にしておきましょう。
複線図を理解する
複線図を書くにあたって基本的な手順を紹介します。
- 接地線を書く
- 電源線を書く
- 補足の線を書く
大雑把に言えばこの手順で書くのが確実に間違いなく書けます。
とにかくここでミスしては元も子もないので確実にできるようにしましょう。
また複線図を書く時間を短くすることができれば、作業時間を長くすることができるので繰り返し練習してスピードを身につけましょう。
実技試験の問題は全部で13問ありこれらは全て公開されています。
ですので全て複線図を書けるようにしておくという練習方法が効果的です。
暗記するのはミスを生み出す可能性があるので、必ず回路を理解して書けるようにしておきましょう。
工事する上での注意点を知る
工事作業に取り組むに当たっての注意点をしっておきましょう。
これらはいくつかありますが二つの例を紹介します。
- 机の狭さ
- 流血に注意
机の狭さ
電気工事士の実技試験では試験会場によっては机が狭く隣の人とぶつかりそうになる場合があります。
そのため練習の段階から机を広々としたつかう癖をつけずに狭い範囲でできるようにしましょう。
流血に注意
これは何を言っているのかよくわからないと思いますが重要なことです。
実技試験では、工具や材料でついケガしてしまう人が意外と多くいます。
それにより血を材料に付けてしまい不合格になるというパターンがありますので注意しておく必要があります。
これらは一部の例ですが、実技試験の練習を通して注意するところに気付くことがあると思います。
それらに注意しながら練習、本番と取り組みましょう。
器具や道具の用途を知る
工事を執り行う上で材料,器具や道具に対する理解を深めておきましょう。
なぜ理解する必要があるかというと、電気工事の細かなルールがそれぞれに細かく決められていることが多くあるからです。
例えば
- この穴は通したらダメ
- ここは線が触れていたらダメ
- ここは線が見えたらダメ
- 何センチまでしかダメ
これらのような細かなルール決めが行われているのでしっかりと理解しておきましょう。
道具になれる
当然のことですが、使用する道具や工具は慣れた状態にしておきましょう。
試験本番に挑む際には、普段から練習して来た道具をつかうことをオススメします。
やはり同じ道具であってもメーカーによって癖があったりしますので、必ず使い慣れた状態にしておきましょう。
結線方法を練習する
この工程が合格するために一番重要です。
やはり繰り返し練習することに勝てる方法はありません。
出来る事なら全13問を3周、少なくとも2周はしておくようにしておきましょう。
もちろんなんとなくするだけではダメです。
時間とミス0を常に意識して取り組みましょう。
まとめ
ここまで電気工事士の実技試験に合格するために必要なことについて紹介してきました。
試験自体は本当に難しいものではないのでとにかく練習して本番に挑むようにしましょう。
ここで書いた順序で取り組むことでかなり効率的で分かりやすく練習することができます。
ぜひ合格目指して頑張ってください。